The 'Quin Houseについて教えていただけますか?ボストンの人々をつなげるクラブを設立したいと思ったのはなぜですか?
夫のPaulと私はボストンに長い間住んでいます。私たちは別の場所で育ちましたが、ここボストンで子どもを育て、キャリアを積み、公私ともにかけがえのない人脈を築いてきました。ひとつ驚いたのは、並外れた人々がボストンに住み、実に興味深いことに取り組んでいたことです。
他の都市にある現代的な社交クラブのコンセプトを知り、これは人々が出会い、関係を築く場所としてボストンにも相応しいのではないかと考えました。そこからアイデアが生まれ、コンセプトを発展させていくうちに本気になったのです。
夫と私にとって幸運なことに、旧Algonquin Clubの中に場所を見つけて、今の社交クラブThe ‘Quin Houseの新しい本拠地とすることができました。コミュニティに変化をもたらすことを目指す、リーダー、クリエイター、イノベーターからなる多様で世代を超えたグループを作ろうとするクラブです。
The ‘Quinを訪れた人々にどんなことを学んでほしいですか?
そこで出会った仲間の活気と多様性に気づくこと、それによって会員の生活が社会的に、知的に、そして一市民としても向上することを願っています。また、建物の歴史を尊重しつつ、新しいミレニアムに向けた歴史を作るような、美しいデザインにも注目してもらえると思います。 アートはThe ‘Quinの非常に重要な側面です。アートとともに生き、それをインスピレーションの源にするという考えです。
ただし、私が一番願っているのは、いらした皆さんに温かい歓迎を感じていただくことです。The ‘Quinはもう1つのわが家のようなもので、会員やそのゲストの方々に、ここが自分の居場所だと感じてもらいたいのです。スタッフや会員たちの温かさからも、それを感じてもらえればと思います。
あなたの仕事の最大のエネルギー源は何でしょうか?
The ‘Quinに来て、すべてのスペースを見て回り、人々がクラブをどのように利用してくれているかを確認するのは楽しいです。そうするとクラブで何が起こっているかを垣間見ることができます。何人の会員がプログラミングのイベントに参加しているかとか、Café Qで食事を楽しんでいるかといったことです。チームと一緒に仕事をするのもとても楽しいです。素晴らしい'Quin teamがありますから。
楽しみの1つは次に何を起こすかです。毎日をより良いものにするために、私たちが向上し続けられることは何でしょうか?今後数か月、数年の間に、プログラミング、アート、料理の分野で何を実現したいでしょうか?
あなたはキャリアを通じて常に慈善活動にも注力してきました。他人の役に立とうとする気持ちはどこから来るのでしょうか?
私が育った家庭では恩返しをすることをいつも重んじていました。夫と私はこれを子どもたちに教え、長年ボランティア活動に携わっています。どのようにしたら地域社会に還元して、変化をもたらせるかを見つけることが最も重要です。この分野で最もエキサイティングだったことの1つは、The ‘Quinの慈善活動部門となるThe 'Quin Impact Fundの立ち上げです。
そのプロジェクトについて教えていただけますか?
The 'Quin Impact Fundは、コレクティブインパクトという考えに基づいています。私たちはそれぞれ異なる形で地域社会と関わっていますが、全員が一丸となって困難な問題の解決策を見出そうとする機会を得るのは本当に喜ばしいことです。非営利的な部門では、一致協力した方がより成功すると私はいつも感じてきました。クイン・インパクト・ファンドは、当クラブの会員がまさにそうするための手段です。
励みになるような「座右の銘」があれば教えてください。
思いやりの心を持つこと。人に対しても、状況に対しても、一番良いところ探すように努めること。私はコップに半分水があると、半分しかなくて悲しい、ではなく、半分もあって嬉しいと思う楽観主義者で、そうすると人生を楽しく過ごせるんです。
4人のお子さんを育てるワーキングマザーとして、どのように前向きなワークライフバランスを見出していますか?
人生にはいくつもの章があり、その過程でさまざまな側面に優先順位を付けてきました。子どもたちが幼かった頃、私はまだコンサルティングの仕事をしていて、一歩引くべき状況に追い詰められても仕事を続けていました。子どもたちが大きくなるにつれ、時間に余裕ができ、家族と一緒にいる柔軟性を持ちながら、バランスをとって生産的に働くことができるとわかったのです。
一度にすべてをこなすのは、本当に生易しくありません。 ただ、長い目でみてバランスが保たれることを願っています。働く親として重要なのは、自分自身に優しくすること。私たちは皆、最善を尽くしているのですから。
あなたが思う“目的(Purpose)”について教えてください。
世界をより良くすることはすべての人の義務です。日々の生活に目的を織り込んでいけたら、時間、エネルギー、情熱の投資はとても有意義で報われるものになるのです。
