アクリスにおける持続可能性(サステナビリティ)への取り組み

  • アクリスは創業当時より持続可能性(サステナビリティ)への取り組みを行っています。創業者であるアリス・クリームラー=ショッホは、決してファブリックを無駄にしませんでした。およそ100年前、彼女が地元の女性たちのためにエプロンを縫い始めたのがアクリスのはじまりです。エプロンには、素材にコットンとシルクが使用され、創業の地、ザンクト・ガレンの名産であるザンクト・ガレン エンブロイダリー(刺繡)が施されていました。製造の過程で出た端切れは、処分せずに全て保存され、それらを集めて新たにパッチワークタイプのエプロンも作っていました。

  • 素材を無駄にしないという考えはアリスの息子であるマックス・クリームラーや、孫息子であり現クリエイティブ ディレクターのアルベルト・クリームラーにも引き継がれています。残りが数ヤードしかなくても、決して処分せずに保存し、新しいコレクションや他の用途に使用されます。また、コレクションのほとんどに天然素材のファブリックが使用され、着る人の着心地や機能性を考慮しつつ、環境を配慮した素材を選んでいます。さらにアクリスでは、ホースヘアという馬の尾の毛をカットして作られる希少なファブリックを使い、ハンドバッグや小物を展開しています。ホースヘアは採取する際、人間のヘアカット同様痛みを伴わず馬を殺生しないので、アニマルフレンドリーな素材です。ホースヘアを活用することは、モンゴルの遊牧民の昔ながらの生活様式も支えているのです。

  • アクリスは、垂直に統合された企業であり、ファブリック開発からブティックに並ぶ完成品の生産に至るまで、一貫した生産管理をおこなっています。これら生産施設は全て、欧州域内にあります。このためアクリスでは、スイスだけでなく欧州連合(EU)の環境基準に則って、コレクションを製作しています。

  • ファブリックや商品の生産にまつわる環境への配慮や高い労働環境基準は、1922年の創業当初からアクリスの企業文化になっているのです。

  • クリエイティブ ディレクターであるアルベルト・クリームラーは、一過性のトレンドを追いかけるのではなく、「タイムレスモダン」なコレクションを創り続けており、彼の作品は時を超えて女性を輝かせてくれます。

  • アクリスでは引き続き、取り組みの一環として、生産施設における再生エネルギー利用の最大化、そして、水資源や化学物質の利用の最小化に努めています。