THE ST.GALLEN COLLECTIONS

ブランド誕生100周年を記念する集大成として、スイスのザンクト・ガレン織物博物館にてエキシビション「Akris: St.Gallen, selbstverständlich」を2024年3月10日まで開催しています。
(selbstverständlich=ドイツ語で自明の理)

クリエイティブ ディレクターのアルベルト・クリームラーは、2021年、コロナ禍で世界的なロックダウンによりパリでのファッションショーが中止されたなか、アクリスの本拠地であるスイス 北東部の街、ザンクト・ガレンに目を向けました。ザンクト・ガレンは、刺繍やテキスタイル産業が盛んな町で、国際的なクチュールメゾンの為にファブリックを作るテキスタイル会社が多く存在します。
今回のエキシビションでは、ザンクト・ローレンツェン教会の屋根のモザイクタイルを刺繍で表現したコート、アクリスのアーカイブからザンクト・ガレンエンブロイダリーを再利用して作られたモダンなパッチワークドレスなど、この土地で生み出された意匠の数々を、アクリスのコレクションとして再編集しました。

スイスの作家・ローベルト・ヴァルザーの物語「Der Spaziergang」(「The Walk」、1917年)にインスピレーションを得た2021年秋冬コレクション「A woman on a walk」にフォーカスし、展示をしています。

THAT IS EMBROIDERY!

アクリスでは、卓越したクラフツマンシップ、妥協のない革新的な技術、そしてすっきりとしたラインと絶妙なファブリック使いがシームレスに融合しています。コレクションに登場するルックが、有名なテキスタイルカンパニーとの密接な関係を物語っています。まるで星空のように見えるLEDライトが織り込まれたファブリックなど、テキスタイルのイノベーションとクラフツマンシップを通して、時代を超越する唯一無二のスタイルを作り出しています。

エンブロイダリーについて

会期:2023年10月6日~2024年3月10日

会場:ザンクト・ガレン織物博物館(Textilmuseum St.Gallen) スイス

ザンクト・ガレン織物博物館公式サイト