強く、愛にあふれ、賢く、そして世界にたった一人の存在である母親。世界中の母親こそ、アクリスが称えたいと願うWomen with Purose - 目的を持つ女性たちです。私たちが注目したのは、そんな母親の一人であるハンナ・ストラフォード=テイラーです。
ロンドンを拠点とし、ブロガー、インフルエンサー、元モデルと、多くの肩書を持つハンナ。オンライン、オフラインともに影響力を持つ彼女が、子育て、体外受精、慈善団体「スプレッド・ア・スマイル(Spread a Smile)」の仕事についてオープンに語ります。ハンナは、ファッションやトラベルに関することだけでなく、働く女性として、また母親として、誰もが直面する日常の問題について、多くのフォロワーたちがアドバイスを求めることができる人物です。今回は、そんな彼女がどのようにキャリアと子育てを両立させているのか、彼女にとっての“Women witn Purpose”とは何かを伺います。
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1.“Woman witn Purpose”とは、あなたにとって何を意味しますか?
私の人生の一番の目的は、子どもと家族です。ソレイユを出産した瞬間から、私は母となるためにこの地球に生まれてきたのだと思うようになりました。母親になるまでの道のりは、体外受精を行うなど、とても長い道のりでした。しかし、そんな苦労も吹き飛ぶような高揚感に包まれ、この与えらえた使命を全うしていくのだと思いました。とはいえ、仕事も私にとって非常に重要なものです。大好きな仕事に就けたことにとても感謝していますし、仕事をしている姿、つまり好きなことをしている姿を子どもたちに見せられるのは、大変素晴らしいことだと思っています。
2.インターネット上ではもちろん、実世界においても、精力的に活動されていますね。慈善団体「スプレッド・ア・スマイル」とお仕事されていますが、団体の活動について、また参加することになったきっかけを教えてください。
スプレッド・ア・スマイルは、私の心に限りなく近い慈善団体です。娘の友達のヴァネッサは神経芽細胞腫を患い、とても気の毒なことに、わずか8歳でこの世を去りました。ヴァネッサは、4年に及ぶ闘病生活の多くを病院で過ごしました。スプレッド・ア・スマイルは、そんな彼女の入院生活を特別な時間へと変えました。彼らは入院中の子どもたちに素晴らしい楽しみを提供し、喜びをもたらします。ヴァネッサの母親であり、私の友人でもあるアンナは、子どもたちに素晴らしい影響をもたらすこの慈善活動に、今も参加しています。ヴァネッサは本当に素晴らしい、幸せに満ちあふれた少女でした。彼女のことを思わない日はありません。彼女は毎日私を奮い立たせてくれます。彼女がそうであったように、私も強く、ポジティブでいなければならないと思うのです。
3.2人のお子さんを育てるワーキングマザーとして、どのように前向きなワークライフバランスを見出していますか?
正直なところ、ワークライフバランスを実践するのはとても難しいと思います。罪悪感を持つこともあります。私のインスタグラムは、この数年間でみるみるうちに成長し、今ではフルタイムの仕事になりました。写真だけでなく、他にもさまざまなコンテンツを発信しているからです。ブランドとの対話、コンテンツの撮影、PRミーティング、インタビュー、編集、またキャンペーン条件を満たす必要があったり、スタイリングをしたり。すべてに膨大な時間を要します。優秀なアシスタントが手伝ってくれているのでとても楽になりましたが、ベビーシッターはいないので、うまくやりくりするしかありません。私の最優先事項は子どもたちですから。夜遅くまで働いたり、すごく早起きすることもよくあります。それが現実です。必要なのは、優先順位をつけること、忍耐、そして時間管理だと思います!
4.母親になって初めて気付いたことがあれば教えてください。
ありふれた表現ですが、母親になれたことは人生での最も大きな贈り物だと思っています。忍耐力と理解力が身に付いたことは間違いありません。でも一番の大きな学びは、その瞬間を生きるということです。一瞬一瞬を楽しもうとする気持ちと感謝の気持ちを持つこと。そして何に対しても常に良いところを見つける姿勢を学びました。人を幸せにするのはすごくシンプルなことだと気付きました。今は特にこれを実感していますね。その瞬間がいかに貴重であるかが分かるのです。道を歩いているときに、自分の手をぎゅっと握り締めてくる、その小さな手を感じる瞬間です。
5.あなたのお子さんや多くのフォロワーのロールモデルとして、このコロナ禍の困難な時代に心の支えになっているものは?
いつも心の支えになっているのは母です。母はいつでもとてもポジティブで楽観的なんです。私も幼い頃からそうあるよう教えられました。今の世界の状況はとても悲惨で、悲痛な思いにさせられます。私たちにとって今大切なのは、家族全員が健康で安全であることに感謝し、家族が一緒に家で過ごしていることのありがたさに気付くことです。このパンデミックの間、多くの人々が自らの命を危険にさらしながら、私たちのために日々働いてくれています。彼らにとって、家で家族と一緒に過ごす時間は当たり前ではありません。一方で、このパンデミックで国が一丸となり、一体感が生まれた気がします。それには力づけられています。また、この数年間、毎朝必ず瞑想をしています。瞑想することでポジティブな考え方が生まれ、とても良い調子でその日をスタートできるからです。
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