インスピレーション

"私はサプライズのあるファッションで人を驚かせるのが好きです。ファッションとは、エネルギーであり、強さであり、前進することなのです。 ​


100周年ブックのために、1978年から1992年までのアーカイブ作品の撮影を準備していたとき、すぐに思い立ちました。これをアニバーサリーコレクションに使いたい、と。 ​

それらは新しく、予想外で、でも今の時代にフィットするものでした。100周年をお祝いするための、何か全く新しいものを気付かせてくれました。 ​


それは、一旦立ち止まって過去を振り返る動機づけ、そして再出発、あるいは、すべてが再び現れ、新たに生まれ変わることができる地点とでも言いましょうか。過去、現在、未来が共存するコレクション。新しい100年に向けて前進するために、過去を振り返ってみましょう!" - アルベルト・クリームラー

デザインは時を超える。アルファは、マックス・クリームラーが手がけたアクリス初のカシミヤダブルフェイスのコートです。父へのオマージュとして、アルベルトは1978年のオリジナルコートをオープニングルックに選びました。このコートは、アーカイブから取り出した9つの作品のうちの1つで、ランウェイで発表され、今回のコレクションで再登場しました。写真集『Akris - A Century in Fashion』のために、ウォーター・M・フェルデラーが設計したブルータリズムのランドマーク、ザンクト・ガレン大学の建物でイワン・バーンによって撮影されました(1963年)。

Artwork in the background:
Antoni Tàpies , Ohne Titel, 1962/1963
© 2022, Prolitteris, Zurich

The Lace(レース)

このコレクションのレースは、1980年代のアルベルトのデザインに由来しています。「探しているうちに、オリジナルのレースには、現在の代替品にはない強さがあることに気づいたのです」とアルベルトは述べています。​

Artwork in the background:

Alberto Giacometti, Stehende,
1960 © Succession Alberto
Giacometti / 2022, ProLitteris Zurich

The Hearts(ザ・ハーツ)

「ファッションは、決して一人きりの恋愛ではありません。​

「The Hearts(ザ・ハーツ)」は、1989年秋にアクリスが初めて手がけたプリントで、アクリスにとって素晴らしいコラボレーターであるジャンパオロ・ギオルディの制作によるものです。​

ハートほど永遠不変のシンボルはありません。ハートは人生のまさに本質であり、愛を象徴します。アクリスにおいて、クラフツマンシップ、熟練した技術、色彩センスが織りなす貴重で創造的なコラボレーションは、今日まで30年以上続いてきました。​

自社プリントの制作は、未来に向けた私たち自身の道のりの基礎となりました。コレクターズプリントと名付けたこのシンボルは、アクリス・ウーマンの垂涎の的であり、長年にわたり愛されています。​

Ugo Rondinone(ウーゴ・ロンディノーネ)​ WE ARE POEMS, 2011​ Neon, perspex, translucent film, aluminum​ 1000 cm x 310 cm x 15 cm

このコレクションに輝く、強く鮮やかな色彩は、虹の陰影のように見えます。ウーゴ・ロンディノーネの視覚的宇宙、特に虹の作品に美しく表現されている色彩スペクトルです。“WE ARE POEMS”は、主観的、非合理的、感情的なものを強調する詩へのアーティストの魅力を体現しています。スイス生まれでニューヨークを拠点に活動するウーゴは、詩は芸術と同様、説明や思考を必要とせず、むしろ感じることが大切だと信じています。アルベルトは、アクリスの服が持つセンシュアリティ―の象徴として、この作品を選びました。100年前、祖母のアリスは女性の存在感を際立たせ、カリスマ性を高めることを目指しましたが、それは今もアルベルトの使命としてコレクションに反映されています。

The Croquis(クロッキー)

デッサンは、あらゆるクリエイションの出発点であり、自然に湧いてくるアイデアを形作るものです。「しかし、デッサンは、私のチームと彼らの相互作用がなければ、理論的なもの、私の希望的観測で終わってしまいます。彼らの経験、熟練、そして想像力こそが、アクリスの秘密なのです。」とアルベルトは述べています。刺繍とプリントで表現されたクロッキーが、今回のコレクションにパワフルなインパクトを付与しています。デザインチームのスタッフたちが記念のサプライズとして、アルベルトのデッサンでこのウィットに富んだ魅力的なプリントを用意したという、互いを尊重し合うチームの温かいエピソードを物語っています。