2026年ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート バレエ
20年以上にわたり、クリエイティブ ディレクターのアルベルト・クリームラーと元ハンブルグ・バレエ団芸術監督で振付家のジョン・ノイマイヤーは、ファッション、音楽、ダンスへの情熱を共有してきました。
毎年元旦にNHKで放映される、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート。アルベルトは2006年のニューイヤーコンサート以来、ジョン・ノイマイヤーが振り付けを担当するバレエの衣装を手掛けてきました。そして20年前に彼らが出会ったこのニューイヤーコンサートにて、2026年、バレエ・インタールードのために再びタッグを組むことになりました。
ヨハン・シュトラウス2世によるワルツ「南国のバラ」の軽やかさや、「外交官ポルカ」の正確なリズムにインスパイアされ、アルベルトは純粋で流れるようなシルクジョーゼットのドレスや、ベルベットとウールのダブルフェイスのスーツを創作しました。これらの衣装は、動きや表現、そしてダンスそのものを視覚的に際立たせます。
「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」とは?
世界で最も有名なクラシック音楽イベントの一つであり、92か国で放送され、約5,000万人の視聴者に届けられます。
2026年は、カナダ人指揮者ヤニック・ネゼ=セガン(ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場音楽監督)が、初めてこのコンサートを指揮します。
コンサートは2026年1月1日にNHKにて放送予定です。
踊りをかたちづくるファブリック
「私はスリットやプリーツのストライプで遊ぶのが好きで、シルクジョーゼットもよく使います。このファブリックにはじめて触れたのは22歳のときで、それ以来ずっと手放せないのです。バレエの衣装は、必ず自分の生地で作ります。今回のファブリックも、長年にわたってコモの職人から取り寄せ続けてきた特別なものです。」
クリエイティブが舞い続けた20年
この20年のあいだに、アルベルト・クリームラーは、『ベートーヴェン・プロジェクト II』、『トゥーランガリラ交響曲』、『ヨゼフ伝説/消え去った祭り』など、ジョン・ノイマイヤーの代表的な作品の衣装を数多く手がけてきました。
そして最近では、ハンブルク・バレエ団芸術監督としてのノイマイヤー最後の作品となった『エピローグ』で、再びコラボレーションを果たしています。
新年を告げる音
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサートは、世界で最も名高いクラシック音楽イベントのひとつです。
2026年は、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場およびフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めるカナダ出身の名匠、ヤニック・ネゼ=セガンが、はじめて指揮を執ります。
このコンサートは、2026年1月1日にORF(オーストリア放送協会)とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の共同制作として、世界150カ国に向けて放送される予定です。ライブ配信の詳細は後日発表されます。