アクリスのWoman with Purpose(目的を持つ女性)のインドラ・ノーイは、才能と努力、そして決意があれば、世界最大級の企業のトップに立つことができることを証明してきました。
ペプシコ社のCEOとして、彼女は常に「世界で最もパワフルな女性100人」にランクインしています。2006年にこの地位を引き継いだとき、彼女はフォーチュン500企業を率いる初の移民女性であり、11人の女性のうちの1人でした。
現在では41人の女性が名を連ねていますが、アメリカの大手上場企業のほとんどは、いまだに男性が経営しています。最近出版された回顧録『My Life in Full: Work, Family, and Our Future』の中でインドラは、「パイプラインは漏れているだけでなく、壊れている」と指摘し、女性や家庭を築く人たちを支援することが、未来の働き方についての議論の中心でなければならないと主張しています。
インドラ・ノーイに、新著、求められる変化、そしてファッションの力について話を聞きました。
最近出版された本の中で、より多くの女性を労働力にするための「ムーンショット」について言及されています。その重要な要素は何でしょうか?
若い家庭を築く人たちのために、利用しやすく、手頃な価格で、質の高い保育を提供するために、州は何が必要かを考えています。「若い家庭を築く人たち」と言っているのは、子育ての責任は男性と女性が共同で負うべきものだからです。
もうひとつ、この本の中で、ぜひとも詳しくお聞きしたいセリフがあります。あなたは、女性が職場で直面する特有の課題について書いていますが、偉大なリーダーになるには、女性の声は高すぎたり低すぎたり、もしくは背が低すぎたり高すぎたりと言っておられますね。
女性には常に何らかのレッテルが与えられますが、男性には与えられません。理想的な労働者は男性であると見なされ、それゆえ誰もがそれに安住するようになりました。すべてが男性を基準にしていたのです。でも、それは間違っています。こういうとき、私はいつも身を乗り出して言います、「彼女が男性と違うトーンで何かを言ったとしても、それがどうしたんだ」と。彼女が言ったことはとてもいいことです。スタイルではなく、常に内容に立ち戻ることが大切なのです。
そのように人々の女性に対する認識を変えるには何が必要なのでしょうか?
労働力の中にもっと女性がいることです。もうひとつは、もっと多くの男性が議論の場で、「会社を前進させたいので、優秀な人材が必要です。男性、女性、民族など関係なく、優秀な人材が欲しいのです。」と言えることです。
アクリスを着ることで、自分がどう見られたいかを表現することができたと感じましたか?
アクリスは、私が女性であること、移民であること、有色人種であることに違和感を抱く必要がない、美しく仕立てられた装い、印象を与えてくれました。身なりでその人が分かるといいますが、それはもちろん女性にも当てはまります。そしてアクリスは私を表現するのにぴったりの服でした。