Architect David Chipperfield

メゾンのコードを踏襲しながら、素材と品質がデザインの要となる新空間。

 アクリスのクリエイティブ ディレクター、

アルベルト・クリームラーの監修のもと

デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ・ミラノ

慎重に選び抜いた素材とディテールは

ファブリックに対するクリームラーの

洗練されたアプローチを彷彿とさせます。

ブティックは2つのフロアで構成され、

ヴィチェンツァ産グレーストーンの1枚岩の階段でつながっています。

この石はフローリングやファサードにも使用されています。

白塗りのメープル材が目を引く空間は

壁と天井一面を成形パネルで覆うことで

アルミのハンガーレールとシェルフを支える細長いケーブルを目立ちにくくし、まるで宙に浮いているようなディスプレイを演出して

コレクションをエレガントに見せています。

 

「デイヴィッド・チッパーフィールドが生み出す作品には、

“人”を第一に考える機能主義という目的が貫かれていると

いつも感じていました。 官能的なミニマリズムと

控えめなエレガンスは、私も共感できるものです」

 ――アクリス  クリエイティブ ディレクター、アルベルト・クリームラー

 

「このブティックコンセプトにおいて、アクリスのコレクションの

上質な素材と卓越したものづくりについて知れば知るほど、

内装の材質や性能について慎重に考え抜かなければならないと感じました。

アルベルト・クリームラーと彼のチームの協力のもと、

ディスプレイの洗練された機能的なシステムを考案し、

メゾンのインテグリティを反映した、

統一感あるシンプルな空間を実現しました」

――デイヴィッド・チッパーフィールド


デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ 

1985年にロンドンで創業して以来、

デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツは

数多くの国際コンペティションを勝ち抜き、文化施設、住宅、商業施設、

教育施設、市民プロジェクト、都市計画マスタープランをはじめ、

世界中で100を超える多様なプロジェクトを手がけてきました。

ロンドン、ベルリン、ミラノ、上海に拠点を持ち、幅広い実績を重ねています。

共通の建築的野心を4拠点で推進、建築を“創る”という共同作業への

コミットメントを共有しています。 同社の建築を特徴づけるもの、

それはどのプロジェクトにおいてもコンセプトとディテールに細心の注意を払う

こだわりと、建築的、社会的、環境的、そして知的に一貫性のある

ソリューションに到達するためにデザインアイデアを磨き上げることへの

飽くなき追求です。 独マールバッハの近代文学博物館では

王立英国建築家協会(RIBA)スターリング賞を、

また同ベルリンの新博物館ではミース・ファン・デル・ローエ賞

(欧州連合現代建築賞)とドイツ建築賞を受賞するなど、

その優れたデザインが認められ、世界各国で100を超える賞を受賞しています。