Collaboration can be a powerful thing. クリエイティブ ディレクターのアルベルト・クリームラーは自身のクリエイションにアーティストや建築家とのコラボレーションを取り入れてきました。2018年春夏コレクションではミッドセンチュリー期に活躍したアメリカの建築家/デザイナーのアレキサンダー・ジラードにインスパイアされたコレクションを発表しました。
アルベルトは語ります。「2016年にドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催されたアレキサンダー・ジラード展を訪れました。そこで私は、彼の才気溢れるクリエイティビティとユニークな色彩感覚に心を奪われました。彼の色使いは、繊細でありながら力強い。色同士が争うのではなく、調和がとれています。彼が生み出すバランス感覚は本当に素晴らしい。」さらにジラードのホームタウンであるサンタフェも訪れ、彼の家族やフォーク・アート・コレクションにも出会い、インスピレーションを膨らませました。
インスピレーションというものは、突然舞い降りてくるものです。どの作品を選んでコレクションのデザインに取り入れるかは、あくまでも直感で決めます。自分のフィーリングを大切にして。その瞬間、どのように作品をドレスやバッグ、ファブリックにおとし込むか、おのずと決まるのです。こうやってアート作品は、実際に会うことがかなわなかった芸術家とのメッセンジャー役を果たしてくれるのです。